レンタカーが捕まる交差点【石垣島】

石垣島にはレンタカーがよく捕まるという交差点がある。その名は730(ななさんまる)交差点。離島ターミナルの近くで石垣島の繁華街に位置しており交通量も多い。

なぜレンタカーばかりが捕まるかというと、交通ルールが非常にややこしいのである。私も一時停止違反で捕まっている。

この交差点、左折可なのだが、標識がない。

上が一方通行、下が左折可

よくある左折可の標識は、この、一方通行の色が逆バージョンであり、沖縄本島の左折可の交差点にはこの標識があったと記憶している。

1年くらい前のことだが、この730交差点で左折のため信号待ちをしていた。

たぶんこの停止線で止まっていた。

そして信号が青になり左折した。もちろん横断する歩行者がいないことを確認。合流するときには対向車線から右折してくる車がいないかどうか右側に注意して徐行した。左折して数メートル行くと後ろでパトカーのサイレンが鳴り、後ろに来て「前の車、止まってください」とスピーカーが言う。え?私?と思いながら左に寄せて止まるとパトカーからおまわりさんが降りてきて「今の交差点で一時停止しませんでしたよね?」と言われた。なんかヤバいことは分かった。許してもらえるのではないかと思い「知りませんでした」と言ってみたが「標識ありましたよね。違反です」とばっさり言われた。罰金7000円、減点2点。

後で確認したら確かに止まれの標識があった。

後日、近くの郵便局に罰金を払いに行くと、窓口のお姉さんに「どこで(捕まったの)?」と聞かれ、「すぐそこの交差点です」と答えるとものすごく不憫そうな顔をされ、「あそこね」と言われた。どうやらレンタカーばかり捕まえる交差点のようだ。初めて通る人が見落としてしまうような標識ではあっても意味ない。道路の欠陥だと思う。そしてパトカーの役目は違反者を捕まえるために潜んでいることではなく、ちゃんと一時停止するよう注意喚起をすることだとここで主張する。

しかしなぜ止まれの標識に気付かなかったのか。私の場合、そもそも左折可の標識がないことから始まる。赤信号だから止まる。でも信号が右にあるから右を見て待つ。青になり進む。右から車が来るから右を見る。すると左側の止まれの標識に気付かない。左折可と分かっていたら少なくとも右にある信号を見続けはしなかったと思う。

この交差点について誰かコメントしてないか調べているうちに2015年に投稿された写真を見つけた。この時点では左折可の標識がある。なぜ無くなったのか?適当なことは書けないと思い、しつこいと思いながらも沖縄の道路課に問い合わせてみた。すると警察に聞くように言われ沖縄県警に電話。確認しますと言われ数分後電話がかかってきた。早いなと思って出ると「13時過ぎに電話しても大丈夫ですか?」と聞かれた。そのときの時間は12時1分。公務員だから12時台はお昼休憩なのだろう。改めて14時過ぎにかかってきた。

730交差点に一時停止の標識が無いのは

・その車線の進行方向に信号が無ければ従う必要がない。(左折の車線は左にカーブしており、直進・右折レーンの信号に従わなくてよい)

・そのため、左折可の標識は必要ないため撤去したのだろう。

とのこと。そう説明されればなるほどと思うし知らなかった自分が悪いと思う。

しかし分かりにくいので初めて石垣島に行く人は気を付けてほしい。

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