冬の高野山
午前8時。場所は新今宮駅。気温6℃。
向かうのは高野山。なぜこの寒いのに高野山に行くのか…?
それは、そこに山があるからである。決して出家するわけではない。
まずは南海電車の特急こうやに乗車。
誰もいない車内。平日は空いているようだ。いや、この電車はいつでも空いている。密の『み』の字もない。
山を越え谷を越え、1時間17分後、極楽橋駅に到着。ここでケーブルカーに乗り換える。
駅と思えぬおしゃれな内装。南海電車の気合が感じられる。
ケーブルカー乗り場に向かう通路の上の看板をよく見ると黒から赤に変化している。黒い俗世から赤い聖域へ行くことを表現しているらしい。
そしてケーブルカーで標高539mから867mへ登る。
高野山駅に到着。バスに乗ってお寺の集まるところへ行く。
バスは大きく3路線あり、高野山駅⇔大門ルート、高野山駅⇔奥の院ルート、奥の院⇔大門ルートとなっている。千手院橋でバスを降り、まずは金剛峯寺へ。西側から攻めてみることにする。
気温0℃。雪が残っている。滑らないように気を付ける。
金剛峯寺。
お賽銭をし、建物の中も観覧できるようだが寒いので次の機会にする。
次は壇上伽藍へ。雪が激しくなってきたが傘がなかったため根本大塔の下で雨宿りならぬ雪やどりをした。内部の観覧ができるはずだが人がいなさ過ぎて入り口がよく分からず次の機会にした。
次に大門へ行く。バスの本数が少ないので歩いたほうが早い。
普段、雪道を歩くことなんてない。寒いし滑るし、無事に帰れるか不安だが、せっかく来たからにはいろいろ見たいという気力で歩いた。
途中、温かい場所がないかと見まわすが、全然開いている店がない。人ともすれ違わない。
と、ランチが食べられそうな店を発見。『角濱ごまとうふ』に入ってみた。暖房がついている。温かいお茶もある。文明の利器と人の温かさ。ありがたい。豆腐のランチに引かれたがこの先もっと豪華な食事に出会えるかもしれないのでひとまず軽くぜんざいを食べることにした。お餅ではなくごま豆腐のぜんざいだった。
歩く気力が戻った。雪もやんできて無事大門に到着。文字通り大きな門であった。
そして来た道を戻る。バスが来ないのでまたしても歩く。雪道に慣れてきて、滑るのも楽しくなってきた。
千手院前を通り過ぎ奥の院へ。奥の院は歴史上の人物の慰霊塔(お墓とは違う)があったり、パワースポットであったり、インスタ映えもしたりする、高野山の観光スポットのよう。高野山⇔奥の院ルートのバスの本数が多いのでこっち方面のほうが観光客が多いのかもしれないと思い歩いていくが相変わらず閉まっている店が多く、人もいない。
途中の景色。
大門から30分も歩いただろうか。奥の院の入り口である一の橋口に到着。
したものの、雪が多いからだろうか、立ち入り禁止だった。なぜかほっとしている自分がいた。せっかく来たけど立ち入り禁止だし(言い訳)、よし帰ろう。
高野山駅から大阪に帰る電車は1時間に1,2本なので時間を調節するために喫茶店へ。1人若者が座っていた。この人も時間合わせだろうか。そういえば高野山に来てから3時間ほど経つが一桁しか人を見ていない。みんなステイホームしている模様。
帰り道、どうせなら宿坊に泊まっておけばよかったと少し思った。
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