はじめての与那国島の前に知っておくべきこと
日本最西端の島『与那国島』。
今回、なぜ与那国島を訪れたのかというと、そこにサメがいるからである。
冬になるとハンマーヘッドシャークの群れが集まる島。
それを見るためにダイバーも集まる島。
そしてDrコトー診療所のロケ地にもなっている島。
自然豊かなこの離島に行く前に知っておくことで与那国島観光が2倍楽しめるポイントをお伝えします。
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ハンマーヘッドシャークについて
まずはハンマーヘッドシャークの説明を少ししておきます。
このイラストで言うと左下のサメがハンマーヘッドシャーク(正式にはシュモクザメ)。頭がハンマーのように左右に長いのが特徴。
比較的暖かい海に生息しており、沖縄の海ではたまに単体や数匹で見かけることがあります。日本で群れで見れるのは2か所と言われており、沖縄の与那国島と伊豆の神子元島です。ダイビングシーズンはこの2か所にダイバーの群れも現れます笑。
ありがたいことに今回の旅でハンマーヘッドシャークの群れを見ることができました。(が、マニアックな話になるので割愛します。)
とにかく与那国島はダイバーの聖地であります。
与那国島はどこにあるの?
石垣島から127km、台湾から111kmのところに位置します。沖縄県ですが、沖縄本島からは500kmほどの距離があり、台湾の方が圧倒的に近いです。天気が良ければ台湾が見えます。
どうやって行くの?
飛行機、船で行けます。
飛行機
- JAL系統であるRAC便のみ。石垣空港、那覇空港から就航している。
- 所要時間は石垣空港からは約30分、那覇空港からは約1時間20分。
- 風が強いと着陸できずに石垣空港に引き返すこともある。(去年経験済み) 去年の記事はこちら
船
- 石垣島から『フェリーよなくに』で約4時間。
- 週2便運航。
- 結構揺れるとの噂。自信が無い方は酔い止めを飲んでおいてください。
予約についてですが、与那国島は旅行会社の航空券+宿のパッケージツアーはwebで探す限りおそらく無いです。なので、手間がかかりますが、航空券と宿を別々に予約する必要があります。
航空券の予約ですが、与那国空港に就航している航空会社はJAL(RAC)しかなく、石垣空港と那覇空港からしか便がありません。沖縄以外から来る場合、すべてJALで来るか、石垣空港または那覇空港までは別の航空会社で来るかで金額が変わってきます。数か月前からの早めの予約の場合はすべてJALでもそれほど金額は高くありませんが、予約時期が近い場合、LCCで石垣or那覇入りした方が金額を抑えられます。
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どこに泊まる?
集落は3つ。空港から少し東に行ったところにある祖納集落、日本最後の夕日が見られる島西部の久部良集落、島南部にある比川集落。それぞれの集落に商店や飲食店があるので素泊まりでもOK。宿泊先はホテル、民宿、ゲストハウスがありますが、個部屋でゆっくりしたいのならホテル、地元の人と触れ合いたいなら民宿、他の観光客との交流が欲しいのならゲストハウスが良いと思います。
宿の案内はこちらを参照ください。与那国町観光案内
予約は電話で。一部の宿は楽天トラベルからも可能。※宿のweb予約はおそらく楽天トラベルのみです。
移動手段
公共交通機関は1時間に1本程度、島を1周する路線バス(無料)があります。空港から宿に向かう際は送迎してくれる宿もあります。
観光であちこち見たいなら、レンタカー、レンタバイク、レンタサイクル、または島に1台という噂のタクシーもあります。季節が良ければ車よりバイクや自転車がおすすめです。風を感じながら自然の中を走るのは非常に気持ち良いです。ただし島内は結構高低差があるので、自転車の場合、余程体力に自信がある方以外は電動アシスト付きにするのが無難です。空港近くにレンタル屋さんがあります。数に限りがあるので事前に予約したほうがよさそうです。バイク、自転車は宿で借りれる場合もあります。
レンタカー…24時間で5000円ほど
レンタバイク…24時間で3000円ほど
レンタサイクル…24時間で2000円ほど
参考にどうぞ→交通アクセス | 与那国観光WEB (welcome-yonaguni.jp)
訪れる時期
1月から5月のゴールデンウィークあたりまではダイバーが多いので宿が取りにくくなります。実際、私が2月に泊まったゲストハウスは4割ほどがダイバーでした。その時期はウエットスーツや機材がその辺に干されています。そしてハンマーヘッドシャークが見れた見れなかったの話を聞かされるでしょう笑。そういったことが嫌いな方は時期をずらしたり、民宿やゲストハウスではなくホテルを選んだりした方が良いと思います。
気温は一番寒い1月2月あたりは約20℃。一番暑い7月8月あたりは約30℃。
冬でもヒートテック1枚でも平気なくらい温暖で過ごしやすいです。ただし沖縄全般に言えることですが、冬は曇り空が多く、星空やエメラルドに輝く海を見るのは難しいです。
夏の与那国島には行ったことがありませんが、おそらく朝日や星空、海が素晴らしく綺麗でしょう。ただし日差し対策や水分補給に気を付てください。島の東部や南部は大きな木や建物がほとんどありません。
観光スポット
離島です。田舎です。
野生の馬が歩いていたり、猫がのんびり寝ていたり。
どこまでも続く何もない道があったり。
私は自然の雄大さを感じて感動しました。
人工物ももちろん見るべきです。ティンダバナタという、祖納集落が一望できる展望スポット、Drコトー診療所の建物(中に入れます)、写真映えするダンヌ浜など。写真のダンヌ浜の建物は実は公衆トイレです。日本一映える公衆トイレだと思います。西側にあるので夕日の時間に行くのが特におすすめです。
食事はどうする?
コンビニ、スーパーはありません。商店はあります。食材やお弁当、ビールなどの飲み物は商店で入手できます。輸送費がかかるため若干値段は高めです。
曜日や時間帯によっては商品がほとんどないことがあります。最も品物が豊富なのはフェリーが到着する火曜日、金曜日の午後です。
居酒屋は予約必須です。離島あるあるですが、予約なしだと満席で入れないことがあります。
どんな出会いがあるの?
与那国島はリゾート地ではありません。リゾートホテルもなければコンビニすらありません。海岸線は全体的に断崖絶壁が多く、ビーチはありますが、規模は小さいです。海水浴が目的でわざわざ来る人は少ないと思います。
沖縄でリゾート旅行!!という目的には向いていないです。
私はゲストハウスに宿泊したため他のお客さんと交流する機会がありました。年代は10代から50代くらいの方まで様々。ダイバー以外は、旅が好きな学生、離島医療に興味がある医大生、独身最後に一人旅に来た女性、沖縄の離島を制覇しようとしている女性、釣り人。一人旅が好きな人にとっては同じ旅好きと出会える最高の島です。
最後に
与那国島旅行に興味を持ったら、与那国島観光案内のHPを事前に見ておくことをお勧めします→与那国観光WEB (welcome-yonaguni.jp)
観光スポット、お食事情報など有益な情報が多めです。
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