ダイビングの始め方
夏と言ったら海。そしてマリンアクティビティの定番といえば『ダイビング』。
テレビで紹介されることも多く興味はあるけど、どうやって始めたらいいのかよく分からないという人もいると思います。
今回は初めてダイビングをする人にも分かるようなダイビング始め方の説明をしていきます。
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目次
ダイビングに必要なもの
ダイビングは水中で呼吸ができるため、海の中で数十分過ごすことができます。その代わり装備品はたくさん必要になります。
ざっとこんな感じです。
水面付近を泳ぐシュノーケルの場合、マスク・スノーケル・フィンがあればよいのですが、加えてダイビングの場合はタンク・浮力調整に必要なベスト(BCD)・空気を吸うためのレギュレータが必須となります。また、ケガや日焼けの予防、保温のためにウエットスーツを着ることが望ましいです。(装備品が多いため総重量10kgは余裕で超えます)
これらはほとんどのダイビングショップでレンタル可能です。自身で持っていくものは最低限、水着とビーチサンダルです。あとはタオル・日焼け止め・スマホを入れる防水袋・水中カメラ(GoProなど)があればなお快適です。コンタクトは、マスクの中に水が入ってくることがあるので外すのが望ましいですが、実際はコンタクトしたまま潜る人が多いようです。予備のコンタクトを持っていくと安心です。
どこでするの?
海があればどこでもダイビングできるので、日本国内であれば沖縄はもちろん、伊豆、和歌山、千葉なんかも人気です。冬に北海道で流氷ダイビングする強者もいます(その際はウエットスーツではなくドライスーツを着用します)。
初めてのダイビングであれば沖縄がおすすめです。日本国内の中では圧倒的に透明度が高い上、カラフルな熱帯魚がたくさんいます。ニモもドリーもいます。水族館の水槽の中に入っているかのようなレベルです。
沖縄であれば沖縄本島でも石垣島でも宮古島でも、どこでもきれいな海を潜ることができます。
写真撮影について、1枚目、2枚目はいわゆるチャイナゴープロ、3枚目はgopro9で撮影。
水中カメラについてはこちらの記事を参照ください。(準備中)
ダイビングスタイル
ダイビングスタイルは主に2種類あります。海岸から海に歩いていくか、船から飛び込むかです。
ビーチダイビング
海岸から海に向かって歩いていくダイビング。飛び込まず、歩いてだんだん水に浸かっていくので、水に対する恐怖心が強い人はまずはビーチダイビングで慣れていくのが良いと思います。
ボートダイビング
ボートに乗ってポイントまで行き、ドボンと飛び込むダイビング。ポイントの近くまで直接行けるので見たい物を見つけやすいです。ビーチダイビングに比べて、重たい機材を背負って歩く距離が短いというメリットもあります。船酔いしやすい人は酔い止め必須です。
ライセンスって必要?
ライセンスは必要ですが、無くてもできるダイビングもあります。
体験ダイビングと呼ばれるダイビングは浮力調整や機材の管理をすべてダイビングショップのスタッフがやってくれるので、ライセンスがなくても参加可能です。ただし潜水時間が短めで、深度も12mまでと、制限はあります。
ダイビングが初めてなので、まずはやってみたい、という方は体験ダイビングを予約しましょう。友達同士での旅の思い出作りにオススメです。
体験ダイビングでダイビングを続けたいと思ったら、ライセンスを取ることをオススメします。ライセンスがあれば行ける海域がぐっと広がります。
最初に取得するライセンスはオープンウォーターダイバー(OWD)。取得すれば水深18mまで潜ることができます。学科講習と海洋講習が必要で、海洋講習は2日あれば取得できます。学科のテキストを事前に郵送してもらい、海洋講習を現地で行えば効率よく取得できます。
一般的に次に取得するライセンスはアドバンスド・オープンウォーターダイバー(AOW)。水深30mまで潜ることができ、ここまで取得しておけば日本国内のほとんどの海域を潜ることができます。(ただし、経験本数が少ない場合は断られる海域もあります)
さらに、レスキューダイバー、ダイブマスターなどの上級者向けのライセンスもありますが、趣味として楽しむのであればAOWまで取得しておけば問題ありません。
ライセンスはどこで取得できるの?
大きく分けて、都市型のショップで取得する方法と、ダイビングポイント近くの現地ショップで取得する方法があります。
都市型ショップで取得する場合、ショップの車で海まで連れて行ってもらい、2泊3日くらいで実習を行います。東京のショップなら伊豆、大阪のショップなら和歌山あたりに行くことが多いようです。
現地ショップの場合、伊豆・和歌山以外でも、沖縄や海外に行くという選択肢もあります。旅行のついでに取得できるのはありがたいですね。
泳げなくても大丈夫?
一般的に大丈夫と言われています。ダイビングは息継ぎやクロールや平泳ぎのような手の動きは必要ありません。
ただし、水に対する恐怖心がある場合は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
申し込みの際にダイビングショップに伝えてきましょう。
注意しておいた方がよいこと
ブランクがある場合
ライセンス持っている場合、機材の管理や水中での浮力調整は自分でしなくてはいけません。と言っても、ブランクがある場合、色々忘れていることが多いので、ブランクがあることを事前にダイビングショップの人に伝えておいてください。世話をしてくれるショップが多いです。伝えずに上級者チームで潜ることになってしまうと危険です。
機材について
せっかくライセンスを取ったのだからマイ機材が欲しい!!という人もいると思います。
レンタル機材は誰が使ったか分からないし、古くて多少の破れがあることがあります。ダイビングの頻度が多い人なら機材を持っていたほうが結果安くなることもあります。
しかし、機材は管理が大変です。重い、洗うのが大変、乾かすのも大変、家の中で場所をとる、等…。
ダイビングが楽しい、一人でも行きたくなる、もっとうまくなりたい、上級者の仲間入りをしたいなど、自分で欲しいと思ったときに購入すればよいと思います。
ダイビングショップの人に購入を勧められたから、友達が持っているから、といった安易な理由で購入すると後悔します。購入したのに結局あまり使わなかった、ということになってはもったいないです。
私は経験本数40本くらいのときに欲しいと思いました。上級者ポイントで潜りたいと思ったのと、タイミングよく、知り合いに安く譲ってもらう機会があったためです。比較的安く手に入れることができました。が、管理は大変です。後悔はしていませんが。
旅行の最終日は避ける
減圧症という、ダイビングに特有の病気になる恐れがあるため、ダイビングしたその日は飛行機に乗れません。逆に飛行機で到着した後のダイビングは大丈夫です。
飛行機で帰る場合、最終日にダイビングの予定を入れないようにしてください。
最後に
海の中は地上では見られない景色がいっぱいです。
特に沖縄など南国に行ったときはぜひ体験ダイビングに参加してみてください。
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